個人開発 企画1枚化スキル(概要→体験→検証→画面→類似)
目的
個人開発で起きがちな「勢い実装 → 迷子 → 放置」を減らすために、企画を"順番"で固める。 特に「WOW(最初の価値到達)までの距離」を短くし、ムダ実装を減らす。
このスキルを使うタイミング(トリガー)
- •新規アイデアを企画に落としたい / 1枚に整理したい
- •MVPやプロトタイプの作り方、最初の検証を決めたい
- •ユーザーフローを先に固めたい
- •競合調査に飲まれそう、または何を見ればいいか分からない
出力の約束(必ずこの順で出す)
- •概要(課題 / 誰 / なぜ今 / なぜ解決できる)
- •体験(LP〜コア到達までの動線、Time to Wow短縮)
- •検証(最大リスク仮説Top3とそれぞれの最小実験)
- •画面(画面名の列挙)
- •類似(差分と学び)
- •最初の成功指標(1〜2個)
- •次の24時間のTODO(実験優先)
進め方(手順)
0) 最低限の前提を揃える(不足しても仮置きで進める)
- •想定ユーザー(誰が、どんな状況で)
- •変化させたい課題(何が困っている)
- •価値(何がどう良くなる)
- •制約(期間、使える技術、集客導線の有無) 不足があれば「仮説として」置いて先へ進む。ここで詰めすぎない。
1) 概要を書く(JTBD寄り)
以下を短文で埋める(長文禁止)。
- •ターゲット: (例: 週1で採用媒体を運用する小規模企業の人事)
- •課題: (例: 投稿のネタ管理と予約がバラバラで続かない)
- •望む変化: (例: 10分で1週間分の投稿予約が終わる)
- •なぜ今: (例: 生成AIで下書きが量産でき、運用のボトルネックが「整理と予約」に寄った)
- •なぜ解決できる: (例: テンプレ化された流れ+最短導線+最小の摩擦)
2) 体験(ユーザーフロー)を書く
"LP〜コア価値到達"を最短にする。分岐は最小。
- •スタート: どこから来る(X/検索/友人/既存ツール移行)
- •3ステップ以内: 価値到達までの操作を列挙
- •WOW定義: ユーザーが「なるほど」と思う瞬間を1つに固定
- •Time to Wow: 何分/何操作で到達させるか(目標値も書く)
出力例(型):
- •Step0: LPで価値を1行で理解
- •Step1: サンプル/テンプレを選ぶ(入力は最小)
- •Step2: 1回目の成果物が完成(ここがWOW)
- •Step3: 継続導線(任意、後回しでも可)
3) 検証を差し込む(最大リスク仮説Top3)
企画が当たるかは、最初の仮説3つでほぼ決まる。 カテゴリ例:
- •需要: そもそも欲しい人がいるか
- •継続: 1回使って終わらないか
- •課金: お金を払う強い動機があるか
- •供給制約/実現性: こちら側の運用が詰まらないか
書き方:
- •仮説: 「もしXなら、Yが起きる」
- •失敗条件: これが起きたら撤退/ピボット
- •代替案: 失敗したら次に試す方向
4) 最小実験を設計する(1日で潰す)
MVPは"最小のプロダクト"ではなく"最小の学習装置"として扱う。 各仮説に対して、最小の実験を1つずつ用意する。
実験の引き出し:
- •ダミーLP(待機リスト、価格提示、用途別コピーAB)
- •手動運用(裏側は人力で提供して成立するか見る)
- •画面モック/紙芝居プロトタイプ(タスク完了テスト)
- •5人テスト(迷いポイントと言語化を拾う)
テンプレ:
- •実験名:
- •仮説:
- •手順(30分単位で):
- •成功指標(定量):
- •学びの判定(Go / Pivot / Kill):
5) 画面(列挙でOK)
体験を支える最小画面だけ。
- •LP
- •サインアップ/ログイン(必要なら)
- •コア作成画面(WOW到達)
- •結果画面(共有/保存/予約など)
- •設定(後回し可)
6) 類似プロダクト(最後に、短時間で)
時間を箱に入れる(例: 30〜60分)。 見る観点は3つだけ:
- •価値到達までの導線(最初の1分で何をさせてるか)
- •価格と課金タイミング(どこで課金を要求するか)
- •差別化の核(何を捨て、何に賭けてるか)
出力:
- •類似A: 学び / 真似しないこと / 取り入れること
- •類似B: 同上
- •結論: 自分の一番の賭け(1行)
仕上げ:最初の成功指標(1〜2個だけ)
候補:
- •Time to Wow(分/操作数)
- •初回完了率(例: 初回作成完了、予約完了)
- •D1/D7継続
- •課金転換(トライアル→有料) 最初は"改善可能で、近い"指標を選ぶ。
生成する最終成果物(1枚)
以下のセクション順でMarkdownを出力すること:
- •概要
- •体験(ユーザーフロー + WOW定義 + Time to Wow目標)
- •最大リスク仮説Top3
- •最小実験(仮説ごと)
- •画面一覧
- •類似調査(学びと差分)
- •最初の成功指標(1〜2個)
- •次の24時間のTODO(実験優先)
注意(やりがちな事故防止)
- •機能を盛らない。体験と検証が固まるまで機能追加を禁止。
- •競合調査は最後。最初は"内なる仮説の言語化"を優先。
- •技術選定やDB設計に逃げない(不確実性の本丸は需要側に多い)。
- •分からない所は「仮説」と明記し、実験に変換する。
例(超短縮)
- •概要: 「投稿予約が続かない」→「10分で1週間分を予約」
- •体験: テンプレ選ぶ→AI下書き→予約完了(WOW)
- •仮説: 需要/継続/課金
- •実験: ダミーLPで待機率、5人テストで完了率、価格提示で反応
- •画面: LP/作成/結果/予約/履歴
- •類似: 後で30分だけ見て差分を1行にする