K10: Valence → Tempo
問い: 動機方向が時間スコープをどう決めるか?
選択公理: Valence (+/-) → Tempo (F/S)
役割: 接近/回避に応じて、適切な時間枠を設定
When to Use(早期判定)
✓ Trigger となる条件
- •「この動機にはどれくらいの時間枠が適切か」という見積もりが必要
- •動機方向(接近/回避)が既に決まっている
- •時間枠の設定が求められている
✗ Not Trigger
- •時間が既に外部から与えられている
- •動機方向が未定
Core Function
役割: 動機方向から時間枠を導出する
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| FEP的意味 | 接近は即時、回避は計画的 |
| 本質 | 「欲しいものは今すぐ、危険は計画的に避ける」 |
Processing Logic(フロー図)
code
┌─ 動機方向 Valence が決定済み │ ├─ Valence = +(接近)? │ ├─ 衝動的? → K10-+F(即時獲得) │ └─ 計画的? → K10-+S(目標計画) │ └─ Valence = -(回避)? ├─ 緊急危険? → K10--F(即時逃避) └─ 予防的? → K10--S(リスク計画)
Matrix
| 短期 (F) | 長期 (S) | |
|---|---|---|
| 接近 (+) | K10-+F: 衝動買い | K10-+S: 目標計画 |
| 回避 (-) | K10--F: 即時逃避 | K10--S: リスク計画 |
| セル | 意味 | 適用例 |
|---|---|---|
| K10-+F | 接近+短期 | 衝動買い、即時獲得 |
| K10-+S | 接近+長期 | キャリア目標、投資 |
| K10--F | 回避+短期 | 即時逃避、緊急停止 |
| K10--S | 回避+長期 | 保険、リスクヘッジ |
適用ルール(if-then-else)
code
IF 動機 = + AND 今すぐ欲しい THEN K10-+F(接近の即時) ELSE IF 動機 = + AND キャリア目標 THEN K10-+S(接近の長期) ELSE IF 動機 = - AND 危険察知 THEN K10--F(回避の即時) ELSE IF 動機 = - AND 保険見直し THEN K10--S(回避の長期)
Edge Cases / Failure Modes
⚠️ Failure 1: 衝動の過剰
症状: K10-+F ばかりで計画的行動がない
対処: 重要な接近は K10-+S に移行
⚠️ Failure 2: 即時逃避の誤用
症状: 小さなリスクに K10--F → 過剰反応
対処: リスク評価を実施、必要なら K10--S
⚠️ Failure 3: リスク計画の先送り
症状: K10--S を「いつか」と延期
対処: 期限を設定して K10--S を実行
✓ Success Pattern
事例: セキュリティ脆弱性 → K10--F(即時停止) → K10--S(長期対策)
⚠️ Failure 4: 目標の曖昧さ
症状: K10-+S だが目標が不明確
対処: 目標を具体化してから時間枠を設定
Test Cases(代表例)
Test 1: セール品
Input: Valence=+, 状況=「限定セール」
Expected: K10-+F(即時獲得)
Actual: ✓ 即時購入
Test 2: キャリアアップ
Input: Valence=+, 状況=「昇進目標」
Expected: K10-+S(目標計画)
Actual: ✓ 2年計画作成
Test 3: 保険見直し
Input: Valence=-, 状況=「リスク対策」
Expected: K10--S(リスク計画)
Actual: ✓ 保険プラン最適化
Configuration
yaml
default_approach: K10-+S # 接近のデフォルトは長期 default_avoid: K10--S # 回避のデフォルトは長期 impulse_cooling_minutes: 30 # 衝動抑制の冷却期間
Integration
| 依存 | 対象 | 関係 |
|---|---|---|
| 対称関係 | K3 (Tempo→Valence) | 逆方向の定理 |
| Postcondition | T4 Phronēsis | 時間計画に反映 |
参照: kairos.md
バージョン: 2.0 (2026-01-25)