指導案作成スキル
学習指導要領に準拠した本格的な指導案を作成します。
このスキルを使用する時
- •指導案、授業計画を作成したい
- •単元計画、本時の展開を考えたい
- •研究授業の指導案が必要
このスキルを使用しない時
- •学習指導要領の内容を調べるだけ
- •教材・プリント作成(別スキル推奨)
ワークフロー
Step 1: 基本ヒアリング(必須)
以下を最初に確認:
| 項目 | 確認内容 |
|---|---|
| 学校種 | 小学校 / 中学校 / 高等学校 |
| 教科・科目 | 例:算数、国語、数学I、現代の国語 |
| 学年 | 例:3年、高校2年 |
| 単元名 | 例:分数のたし算、二次関数 |
| 本時の位置 | 全○時間中の第○時(あれば) |
Step 2: 学習指導要領の確認
必ずWebSearchで該当の学習指導要領を検索して確認すること。
検索クエリ例:
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文部科学省 学習指導要領 [学校種] [教科] [学年] site:mext.go.jp
学習指導要領の公式ページ:
- •総合ページ: https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1384661.htm
- •小学校解説: https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1387014.htm
- •中学校解説: https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1387016.htm
- •高等学校解説: https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1407074.htm
確認すべき内容:
- •該当教科の「目標」
- •該当学年の「内容」
- •「内容の取扱い」における留意事項
Step 3: 詳細ヒアリング(児童観・教材観・指導観用)
単元設定の理由を書くために、以下を追加でユーザーに質問する:
児童観(生徒観)のための質問
- •クラスの人数と男女比は?
- •この単元に関連する既習事項の定着度は?(よくできている/普通/課題あり)
- •学習に対する意欲や関心の傾向は?
- •特に支援が必要な児童生徒はいるか?
- •グループ活動やペア活動への取り組み方は?
教材観のための質問
- •使用する教科書・教材は?
- •この単元で特に重視したい内容は?
- •日常生活や他教科との関連で触れたいことは?
指導観のための質問
- •授業で特に工夫したい点は?
- •ICTの活用予定は?(タブレット、電子黒板など)
- •評価方法で考えていることは?(ワークシート、発表、ノートなど)
情報が不足している場合は、ユーザーに質問して補う。 ユーザーが「わからない」「特にない」と答えた場合は、一般的な想定で作成する。
Step 4: 指導案の作成
references/format-guide.md を参照して作成。
指導案の構成(9項目)
1. 基本情報
- •日時・場所
- •学年・学級(人数構成含む)
- •授業者名
2. 単元名
- •教科書の単元名または題材名
3. 単元の目標
3観点で記述(必須):
- •知識及び技能: 〜を理解している/〜ができる
- •思考力・判断力・表現力等: 〜を考え、表現している
- •学びに向かう力・人間性等: 〜しようとしている
4. 単元の評価規準
目標と対応させて具体的な児童生徒の姿で記述
5. 単元設定の理由
3つの観点から説明:
- •児童(生徒)観: クラスの実態、既習事項の定着、学習意欲
- •教材観: この単元の教育的価値、系統性、日常との関連
- •指導観: 具体的な指導方針、手立て、ICT活用
6. 単元指導計画
| 次 | 時 | 学習活動 | 評価規準 |
|---|---|---|---|
| 1 | 1 | 〜を知る | 知① |
| 1 | 2 | 〜を考える | 思① |
| ... | ... | ... | ... |
7. 本時の指導
- •本時の目標: 1つに絞る(〜することができる)
- •本時の評価規準: 目標と対応
8. 本時の展開(詳細)
以下の項目を必ず含めて詳細に記述する:
| 時間 | 学習活動 | 主発問・指示 | 予想される児童の反応 | 指導上の留意点・支援 | 評価 |
|---|---|---|---|---|---|
| 導入 5分 | 1. 前時の振り返り<br>2. 本時の課題把握 | 「前回の学習で分かったことは何でしたか?」<br>「今日の課題は〜」 | ・「〜だった」<br>・「〜ができた」 | ・既習事項を想起させる<br>・課題を板書し、見通しを持たせる | |
| 展開① 15分 | 3. 自力解決<br>・個人で考える<br>・ノートに書く | 「まず自分で考えてみましょう」<br>「図や式を使って説明できるようにしましょう」 | ・図を描いて考える児童<br>・式だけで考える児童<br>・手が止まっている児童 | ・机間指導で進捗を確認<br>・困っている児童には「〜してみたら?」とヒント<br>・多様な考え方を把握 | |
| 展開② 10分 | 4. グループ交流<br>・自分の考えを説明<br>・友達の考えを聞く | 「グループで考えを伝え合いましょう」<br>「なぜそう考えたか、理由も説明しましょう」 | ・「私は〜と考えました」<br>・「〇〇さんと同じで〜」<br>・「〇〇さんとは違って〜」 | ・説明の仕方を例示<br>・全員が発言できるよう促す<br>・よい説明を取り上げる | |
| 展開③ 10分 | 5. 全体共有<br>・代表児童が発表<br>・考え方を比較・検討 | 「〇〇さん、発表してください」<br>「他の考え方はありますか?」<br>「どの方法がよいと思いますか?」 | ・「〜という方法で考えました」<br>・「〇〇さんの方法がわかりやすい」 | ・考え方を整理して板書<br>・共通点・相違点を明確に<br>・最適な方法へ収束 | 思① |
| まとめ 5分 | 6. 学習のまとめ<br>7. 振り返り | 「今日の学習で分かったことをまとめましょう」<br>「振り返りを書きましょう」 | ・「〜ということが分かった」<br>・「次は〜してみたい」 | ・キーワードを確認<br>・振り返りの視点を示す |
9. 板書計画
本時の板書レイアウトを図示
記述のルール
目標の書き方
- •知識・技能: 「〜を理解している」「〜ができる」
- •思考・判断・表現: 「〜について考え、〜している」
- •主体的に学習に取り組む態度: 「〜しようとしている」
評価規準の書き方
- •「規準」と「基準」を区別(規準=のりじゅん、基準=もとじゅん)
- •具体的な児童生徒の姿で記述
- •A/B/C評価の判断材料となるように
「主体的・対話的で深い学び」の視点
- •主体的な学び: 見通しを持つ、粘り強く取り組む、振り返る
- •対話的な学び: 協働、対話、先人の考えに触れる
- •深い学び: 見方・考え方を働かせる、知識を関連付ける
出力形式
指導案本体: Word(.docx)
docx スキルを使用して、以下の順序で指導案を作成:
- •基本情報(日時、学級等)
- •単元名
- •単元の目標(3観点)
- •単元の評価規準
- •単元設定の理由(児童観・教材観・指導観)
- •単元指導計画(表形式)
- •本時の指導(目標・評価規準)
- •本時の展開(詳細な表形式)
- •板書計画(図またはテキスト)
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docx スキルを使って、この指導案をWordファイルとして保存してください。 ファイル名: 指導案_[教科]_[単元名].docx
Wordフォーマット設定
- •フォント: 游明朝 または MS明朝
- •本文サイズ: 10.5pt
- •見出し: 太字、12pt
- •表: 罫線あり、ヘッダー行は網掛け
- •余白: 上下左右 25mm
- •ページ番号: フッター中央
評価基準(ルーブリック): Excel(.xlsx)
xlsx スキルを使用して、評価基準表を別ファイルで作成:
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xlsx スキルを使って、評価基準(ルーブリック)をExcelファイルとして保存してください。 ファイル名: 評価基準_[教科]_[単元名].xlsx
ルーブリックの構成
| 評価の観点 | 評価規準 | A(十分満足できる) | B(おおむね満足できる) | C(努力を要する) | Cへの手立て |
|---|---|---|---|---|---|
| 知識・技能① | 〜を理解している | 〜を正確に説明できる | 〜を説明できる | 〜を説明できない | 〜を確認する |
| 思考・判断・表現① | 〜を考え、表現している | 複数の方法で〜 | 1つの方法で〜 | 〜できない | 〜を例示する |
| 主体的態度① | 〜しようとしている | 自ら進んで〜 | 促されて〜 | 〜していない | 〜を認める |
参考資料
詳細は references/ フォルダを参照:
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references/format-guide.md- 指導案フォーマットの詳細 - •
references/curriculum-urls.md- 学習指導要領のURL一覧